Yuuka








皆様明けましておめでとうございます!今年も一年、健康にヨガを楽しんでいましょう!月に1回と少ない回数ですが、是非全12回皆勤賞を今年の抱負にして頂きヨガを生活の一部にして頂きたいなあと思っております。私の新年の抱負は日記を毎日付けたいと思っているのですが、どうも3日坊主で。去年はうまくいきませんでしたので今年こそは続けようと思っています。

さて、今月25日は浄土宗をお開きにになった法然上人の御命日です。
法然上人のお念仏の教えは、数ある修行方法を捨てて、ただひたすら「南無阿弥陀仏」と、声に出して念仏を称えるだけで、極楽浄土に救われるという教えです。
地位や名誉、財産、知識などのあるなしに関係なく、念仏を称える人はすべて漏れなく救われるという教えは、その当時皇族や貴族など限られた人のためにあった仏教を、すべての人が平等に救われる仏教へと変革させたのです。鎌倉新仏教の先駆者となった法然上人の教えは人気を集めましたが、あまりの人気ぶりにそれまでの仏教教団を脅かす存在となり弾圧を受けてしまいます。しかしながら、お念仏の教えに帰依する人々は増え続け、法然上人が1133年80歳でお亡くなりになった後も、現在に至るまで脈々と篤く信奉されています。

私達浄土宗では南無阿弥陀仏と声に出してお唱えすることを「日課」としています。そして1日お唱えする念仏の数を先に決めて誓いを立てることを日課誓約といいます。 例えば、1日100回お念仏をお称えすると決めたら、それをたとえ何があっても守る努力をする。 これが、日課念仏です。
法然上人の御法語に、念佛の数を定めないと弱い心の持ち主である私たちはついつい怠け心が起ってしまいます。ですから目標とする数を決めて念佛をお称えすることをお勧めするのです、というお言葉があります。
ただし、お念仏はただ数をこなせばよいというものではありません。「南無」は帰依します、お任せします、お助けてくださいの意味であり、どうか阿弥陀さまお救いください!という思いを込めて一心にお唱えするのです。

ヨガスタジオでは、サンカルパといってヨガをする前に誓いを立てることがあります。そうすることでその日の練習の質が上がりより充実した時間を過ごすことが出来ます。
サンカルパという言葉には、「意思」・「祈念」という意味があり、古代インドから伝わる瞑想のテクニックです。
「痩せます様に、お金持ちになります様に」という俗物的な外側の幸せを求めるお願いごとではなく、自分の意思を明確にし、自分の内側の心身に向かってそれを浸透させていく瞑想です。
例えば、「自分に嘘をつかず素直にヨガをしよう」「前向きにチャレンジしよう」「欲張らないで今の自分に満足しよう」
こういったなるべくポジティブな言葉、短くて肯定的な言葉、何があってもぶれない・明確な言葉。それをしっかりと心身に浸透させてからヨガを始めていきます。
ただ何となく先生に言われたことをやるレッスンとは訳が違います。

私たちは一度決心したことを投げ出してしまうことは本当に簡単なことです。継続には強い意志と工夫が必要です。
法然上人は、数を決めたお念仏をお勧めしています。日課念仏を行うことで心身に染みつき、やがて習慣となり、私たちが生きるためする食事や睡眠と同じように、いつの間にか念仏をお称えするのが当たり前になっていくとおっしゃっています。
試に1週間連続でヨガのクラスを受けてみて下さい。次の日やらないときもちわるいと感じる事でしょう。
何事も具体的な目標を立てその目標に向かって実践を積む。ヨガにおいても仏教においてもとても日常においても大切なことです。
今日は新年最初のクラスですので、サンカルパをしてヨガの実践に入って行きましょう。
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